投資初心者takです。
ウェルスナビをきっかけとして米国ETFというものを知り、おそるおそるVYMを買ってみたのが5ヶ月前。こちらの記事です。
このとき色々と手数料について調べていて、ふと気づいたことがあります。意外と見かけない話なので間違えているかもしれませんし、もしくは極めて常識なのかもしれませんが、初心者なのであまり気にせず書き留めていきたいと思います。
米国株を買う際の手数料
最近は手数料も随分安くなってきたそうで(昔を知らないので実感は湧きませんが)、私がメインで使っているSBI証券のほかに、楽天証券、マネックス証券も同じ手数料だそうです。「業界最安水準」という宣伝文句がSBI証券のウェブサイトに載っていますので、恐らく主だった証券会社の中では一番安いのでしょう。
その手数料は以下の通りです。
約定代金の0.45%(税抜)※税込0.486%
下限5ドル(税抜)※税込5.4ドル
上限20ドル(税抜)※税込21.6ドル
さらに為替スプレッド(手数料に相当する金額)も各社横並びで
1ドルあたり25銭
となっています。
ただし、SBI証券だけはSBI銀行を利用すればもっと為替手数料を下げられます。
SBI銀行では1ドルあたり4銭で両替ができ、SBI証券に手数料無料で即時入金ができます。一手間かかりますが、手数料を下げるのならこの方法がオススメです(私も今はこの方法を使っています)。
手数料負けしないのは何ドルか
手数料が0.45%、ただし下限が5ドルということは、あまり安い金額にすると「0.45%は5ドルより低いが、手数料は下限の5ドル取られてしまう」というようなことが起こりますよね。これを「手数料負け」というみたいです。
例えば100ドルの株を1株だけ買うと、その0.45%は0.45ドルですが、手数料は下限の5ドル取られます。つまり手数料率が5%になります。
これを避けるには、最低でも「0.45%が5ドル以上になる金額」で購入しないといけません。その金額とは
5÷0.45×100 = 1111.11…ドル
です。まあ1111ドルと覚えておきましょうか。
最近の1ドル=112円程度のレートであれば、12~13万円です。最低でもこのぐらいの金額で購入すれば手数料負けしません。
逆に「手数料勝ち」するのは何ドルか
同じように考えてみましょう。手数料が20ドルを超えることはないので、かなり多額の購入をすると手数料は20ドルで頭打ちとなり、手数料率は0.45%を切ります。
その境目は「0.45%が20ドルになる金額」ですので
20÷0.45×100 = 4444.44…ドル
となります。4444ドルと覚えましょう。約50万円ですね。これ以上の金額で買うと手数料率が0.45%より下がるのでお得感があります。
ただ、一気に50万円分も購入するというのは普通は難しいと思うんですが・・・。そんなにポンとお金を出せる人も少ないでしょうし、何ヶ月も貯めて50万円に達したとしても、いざそんな大金を1つの株やETFに投入できるかというとなかなか・・・。
ですので我々初心者はまずは「手数料負けしない」ということを考えましょう。
まとめ
SBI証券などの手数料率0.45%(5ドル~20ドル)の会社を利用する場合は、
- 手数料負けしないためには→1111ドル(12~13万円)以上
- 手数料勝ちするためには→4444ドル(50万円)以上
で株・ETFを購入しましょう。ちなみに私はここしばらく、25万円程度ずつ購入していっています。